ビジネスマナーと挨拶:公と私の境界線を引く
ビジネスマナーと挨拶:公と私の境界線を引く
公私の大前提
ビジネスとプライベートなことは、いつも切り離して考えるような習慣を身につける。これがプロフェッショナルいなる第一歩です。
職場は仕事をする場所です。就業時間中のあなたは、会社という組織の中の一員として働きます。
「公私混同」は、「もの」だけではなく、情報や公私の意識の問題でもあります。
「公私混同」の一例を見てみましょう。
●会社の経費で個人のものを購入する
●会社のものを家に持ち帰る
●会社の電話を私用に使う
●部外秘の情報を誰かれなしに話す
●職場で仕事以外の話を延々としている
●社内のことを平気で他の会社の人に話す
このほか、上司、先輩、同僚、後輩とアフター5や休日につきあう、顧客や取引先との接待など、公私の区別をつけにくい場面も出てきます。
そんな時に大切なのは、仕事は仕事と割り切ること。常に「けじめ」を持つことが必要です。
ミスと公私のけじめの関係
仕事上の事故や失敗はビジネスにはつきもの。
仕事で失敗をすれば注意されます。
実害がなくとも、会社に何らかの迷惑、損害を与えるのですから当然のこと。
報告したくない、怒られたくない、恥ずかしいという自分だけの感情を優先させ、ミスを隠す行為は、広い意味では「仕事と自分だけのこと」の区分けができていないと言えるかもしれません。
公(仕事)と私(感情)は、はっきり割り切って考え、行動しましょう。
必ず持ち主の許可を得て借りる
個人の所有物も会社の所有物も、仕事を進める上で必要なものです。紛失に注意し、貸し借りのルールを守りましょう。
借りる側のルール
@借りたら返す
特に、筆記用具などは、つい自分の机にしまうことがあるので注意しましょう。借りたものを自分のものにしてしまわないこと。
A断ってから借りる
隣の机の上に置いてある消しゴムを借りたいが、持ち主が席をはずしている。そんな時は、メモを残すか、「消しゴムとお借りします」と声に出して言いましょう。持ち主が帰ってきたら、「消しゴムをお借りしました」と断っておきます。
B返す期日をはっきりさせ、守る
書類や資料など、すぐに返せない時は、いつまで借りたいのか、期間を持ち主に伝えておくこと。
資料室などから借りる時は、期日通りに返す習慣をつけましょう。
貸す側のルール
@快く貸す
借りたいという申し出を受けたら、鉛筆一本でも「どうぞ」と快く貸しましょう。
A自分が必要な時は説明する
使用中の資料を借りたいと言われたら、自分が使用している理由を話し、いつなら貸せるか、逆に相手がいつまで借りたいのかと尋ねておきます。
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