アフリカで大成功した若き日本人
アフリカで大成功した若き日本人
起業4年でグループ年商300億円! アフリカ6カ国でビジネスを展開。
展開している事業内容・特徴
boeki2金城拓真(きんじょうたくま)氏は、2007年に、アフリカへの中古車販売業から事業をスタートさせ、今では不動産・タクシー・ボトリング・ゴールド取引・機械製造工場・各種卸売などを、タンザニア、マダガスカル、ベナン、ブルキナファソ、コートジボアール、ニジェールのアフリカ6カ国で展開中している。グループ全体の年商が300億円という、一大ベンチャー企業だ。
日本の法人は津梁貿易株式会社(しんりょうぼうえき)である。その津梁貿易を経営する金城社長が日本に2週間だけ帰国するという話を聞きつけ、現在のビジネスを始めたきっかけと経緯、成功した秘訣を取材してきた。
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貧乏外国人の友人から知ったビジネスで起業。
ビジネスアイデア発想のきっかけ
boeki1金城氏は、学生時代、公務員を志望していた。公務員になるための勉強ができる大学に進学しようと考えていたが、大学の学費は、兄弟が4人という彼の実家には高額。そこで、彼は海外の大学に目を向けた。そして、韓国の大学に進学した。
韓国の大学に在籍中、彼の借りていた家は、韓国料理が食べられない外国人留学生のたまり場になっていたそうだ。そんなある日、仲の良い友人5名で食事をしていたところ、いつも食費にすら事欠く貧乏なグルジア人の友人が「今日はおごる」と言い出した。
よくよく話を聞くと「親戚に頼まれ、韓国茶と中古車をグルジアに送ったので、お金をもらった」ということだった。この話しにピンときた金城氏は、そこで、その場にいたアンゴラ人の友人から「アフリカでも中古車は売れる」という話を聞いた。そして、その友人を含む4名で合計100万円を出資して、中古の韓国車6台を購入し、アンゴラに輸出した。
そして、この元手の100万円が、3カ月後に350万円になって戻ってきたという。これが金城氏が最初にアフリカ市場に対して行ったビジネスである。
この小さな成功に味をしめた金城氏は、「日本と同じ右ハンドルの車を欲しがる国」という理由からタンザニアを選び、日本に戻り、日本車の輸出を始めた。そして、すぐに、友人と一緒にタンザニアに飛んだ。最初の時のように、楽に売れて利益が挙がるはずだった。しかし、その予想は大きくはずれて、一向に中古車は売れないまま日数が経ち、徐々に滞在費が枯渇してきた。「いざとなったら強制送還してもらおう」と腹をくくった時、ある助け人が現れたのだという。
国が違えば商習慣も違う
何かの時にと考えて加入していた、現地の保険業者とたまたま話す機会があり、その窮状を相談すると「僕が売ってみます」といってくれた。次の日、この保険業者の紹介ですぐに1台が売れた。その後、紹介が紹介をよび、仕入れた日本車は瞬く間に完売。そこから、金城氏の快進撃が始まった。
その時に学んだのは、タンザニアでは車の売値は「本体のみ」の価格が表示されるということだった。日本では想像もできないが、アフリカで中古車を購入すると、オーディオも時計も外されていて、内装はボロボロ、穴ぼこだらけ……というのが普通なのだという。それを知らない金城氏は、日本車をきれいなまま販売していたので、「良い中古車を安く販売する業者」という評判が、いっきに広まっていった。
しかし、タンザニアだけで商売をしているわけにはいかなくなった。アフリカは内紛や独裁政治の国が多く、ビジネスが安定しないのだ。そこで、リスクヘッジとしてマダカスカルやベナンなど他の国にもビジネスを分散、展開させていった。
しかし、国が違えば商習慣が違う。決算が1週間単位という国もあれば、値引きを好む国と、好まない国がある。話す言語も違えば欲しい物も違う。だからこそ、日本の大手企業が日本型のビジネスを行おうとすると、商習慣の違いで抵抗に遭い失敗してしまう。
「国により商習慣がまるで違うことを知り、その商習慣を尊重することが、海外でのビジネスを成功させる要諦だ」と金城社長は語る。
ただ、そうはいっても、マーケットはアフリカ。慣れないうちは、濡れ衣を着せられ拘置所に拘留されたことも、ギャングにさらわれ額に銃を突きつけられたこともあったそうだ。
しかし、彼は、各国の商習慣を尊重し、ビジネスを続けた。また、そのうえで、日本の商習慣も伝える努力を怠らなかった。なぜなら、「相手が譲歩してくれた時が、本気で僕たちを受け入れてくれた時」と彼は考えているからだ。
目標は生き残ること
将来への展望
金城氏に、現在のビジネスの今後の展望を聞いたところ、改めてアフリカビジネスの難しさを感じた。それは「いつ潰れるかわからないので、いつも肝に銘じているのは、まず生き残ること」との答えが返ってきたのだ。
2040年には人口が現在の2倍になると予想されるアフリカだが、相場の変動も激しく、人の移動も多い。そして、気候風土も厳しい。内紛や独裁政治も多く、私たちの予想もしない困難が発生する。
だからこそ、金城氏は生き残るために、ビジネスの拠点と業種を分散させている。現地の人の生活観や商習慣を尊重する金城氏だからこそ、起業した小さな事業を、ビックビジネスに成長させることができたのだろう。
そんな金城氏だが、実はまだ30歳そこそこの青年実業家である。ビジネスの内容・規模からは想像できないほど、物腰も柔らかく穏やかな印象の人物だ。これから、どのようなビジネスを展開してどこまで成長していくのか、ワクワクさせてくれる起業家である。
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